昔話で有名な話として桃太郎があります。
小さい頃に読んだ方も多いと思います。
物語の概要は、桃から産まれた桃太郎が家来を引き連れて、鬼ヶ島へ鬼退治に行くというお話ですが、本当の話は少し違っています。
本当の物語は桃太郎が家来を引き連れて鬼ヶ島へ行くところまでは同じなのですが、財宝を持ち帰った後に、鬼の残党が生き残っており、鬼の娘を桃太郎の嫁にすることとしました。
その娘は鬼の残党から桃太郎を暗殺する使命を受けていました。
最初の頃は桃太郎を暗殺する使命があることもあり、桃太郎を恨んでいたのですが、時が経つにつれて桃太郎を愛してしまいました。
しかし、鬼の仲間たちを裏切ることも出来ず、また、愛した桃太郎を殺すことも出来ないと思い悩み、自殺するという悲しい物語です。
これは昔の書物に記載されている内容なのですが、そのままの物語では子どもに悪影響を与えることになるため、改変された内容となっています。
ちなみに家来が猿、戌、キジとなった理由は、丑寅の方角の逆である裏鬼門にあたる干支が猿、戌、酉だからだと言われています。
鬼は悪役のイメージが強いと思います。
色々な物語やマンガ等でも悪役で描かれるものが多く存在しています。
また、鬼をイメージすると角の生えた頭に虎柄のパンツというものを想像する方もいるかと思います。
起源は平安時代に遡ります。
その昔、国の大事な事柄や天気予報など様々なことについて陰陽師が占い決めていた時代がありました。
陰陽師は占星術や方位を元に占いを行っていたわけですが、悪い気が入ってくる方角を北北東であるとしていました。
また、干支を方角に例えることもあり、北北東は丑寅の方角とも言われており、丑寅の方角は鬼門と呼ばれていました。
気づきましたか?
鬼は角が生えており、虎柄のパンツを履いている。つまり、角は丑、パンツは虎であり、鬼のイメージは方角から来ていたということです。
地名には色々な意味が隠されていることがあります。
たくさんの地名の中から2つほど紹介します。
① 沖縄
観光名所として知られる沖縄ですがなぜ沖縄となったのでしょう?
理由は、その昔、琉球王国として存在しており、琉球王国にはたくさんの占い師がいました。
ユタと呼ばれる方々です。
ユタと呼ばれる方々が琉球王国を守るために沖縄となった今でも海に結界を張っています。
結界は注連縄(しめ縄)と呼ばれる縄で張りますが海に念で作ったとされる縄を張っていると言われています。
つまり沖に念で作った縄を張っていることから沖縄という地名になったそうです。
② 高千穂
宮崎県にある高千穂峡ですが、天孫降臨の地とされています。
つまり神が降り立った場所ということですが、降り立った神というのは天照大神です。
天照大神は降り立つ際にたくさんの稲穂を降らせながら降臨されたとの伝承があり、高い場所からたくさんの稲穂を降らせたことになぞらえ、高千穂と名付けたそうです。